昨日10月27日木曜日は、当院休診のため10月27日から29日まで開催されている日本泌尿器科学会東部総会に参加してきました。開催地は軽井沢でしたので、新幹線に乗って行ってきました。東京駅から約1時間余りということで、実は電車だと渋滞もないため意外と近いんだなと今更ながらに感じさせられました。
気温は朝から低めで肌寒さを感じましたが、お天気には恵まれ、紅葉も美しく、軽井沢の風土と相まってThis is Karuizawa.を味わうことができました。軽井沢と言えば・・・、避暑地、ワイン、信州牛、チーズ、スキー、アウトレット、他色々と魅力あるものがたっくさんありますが、やはり個人的には72でのゴルフが一番の魅力です。が、今回はしっかり泌尿器科学を学ぶためにやって参りました。少し早めに到着したので、普段平日の日中はゆっくりと散歩することもほぼ皆無に等しいため、有名なチーズ屋さんのソフトクリームを頂きながらお店の前のベンチに腰かけて、リラックスした気分を味わいました。
今回は、学会初日ということで、聞ける講演が2つしかなく、ちょっと寂しく感じました。本当は28日、29日に多くの講演があり、専門医、指導医の単位取得ができるものが集まっていたのですが、なにせお休みが木曜日なもので(やむなくというのは演者の先生に失礼に当たりますので、、、)、今回2講演を聞かせていただきました。
1つ目は卒後教育プログラムの”泌尿器科医が知るべき透析アクセスの肝”でした。勤務医時代には血液透析患者さんを担当することもあり、橈骨動脈と皮静脈をつなぐ内シャント術を標準的な術式として何例かは経験させていただきましたが、今回は長期血液透析をされている患者さんのシャントトラブルに対する対処法ということで、かなりな難易度の高い内容で、今現在の自分にはほぼかかわりのない世界の内容となっておりました、、、、。2つ目は”泌尿器科外傷”についてで、これらも勤務医時代には他院で発症したバルーンカテーテルのトラブルや、院内発生のトラブル、交通外傷による腎損傷や術中尿管損傷などの対応は経験させていただきましたが、今現在はほぼかかわりのなくなった内容ばかりでした、、、、。復習にはなりましたし、改めて泌尿器科学の奥深さを再確認させていただく良い機会となりました。今現在、勤務医として第一線で働かれている先生方にはほんと、頭が下がる思いでした。
開業すると、周囲に同僚や先輩、後輩先生たちがいませんので、自らがアンテナを張って学習していかないとなりません。そのため、学会参加は非常に重要なイベントになります。次回はもう少し数多くの講演を聞ける日程で学会参加したいなあ、と思いました。
それにしても軽井沢、良かったなあ、また行きたいなあ・・・・。