先日、2023年1月8日日曜日は、今年初の港北区休日診療所でのお仕事でした。昨年は1月2日に休日診療所でお仕事をし、小児のアナフィラキシーであたふたしたお話しを書かせていただきましたね。今年は、昨年南半球で流行った、コロナとインフルエンザ同時流行の波がもろ、北半球でも予想通り押し寄せて来ており、その渦中での診療であったので大変でした。次から次へと来るカルテの内容はほぼ発熱患者さん。普段、自分のクリニックでは発熱外来や発熱患者さんは診ていないので、とっても臆病になっていました。
普段着慣れていないバリアアプリコーション(感染防御のための服装:N95マスクにさらに不織布マスクを装着し、フェイスシールド、帽子、ガウン、手袋など)をしっかりと身にまとい、患者さんの鼻腔内に綿棒を挿入して検体採取をしました。(くしゃみなどで飛沫を受けない様、斜に構えて検体採取、基本ですね、)休日診療所内はおそらくウイルスまみれの状態であったと思われます。(看護師さん、受付の方々、薬剤師さん達も身を危険にさらしながら、頑張っておりました。ほんと、お疲れさまでした!!)統計によると、1月3日は130人来院されたと聞いていましたので、どれだけの患者さんが来院されるのだろうとはらはらしていましたが、結局は68名で、まだ少ない方であったようです。私は16名診察して、内3名がインフルエンザA型、3名がコロナ感染、他発熱者数名はコロナ、インフルともに陰性、尿管結石1名、尿閉1名、感染性腸炎が数名ずつでした。内科3名、小児科1名の医師4名体制の診察でしたが、心配していたほどの繁忙度ではありませんでした。万が一感染したら、クリニックの診療ができなくなってしまう、、、というプレッシャーの中での診療でしたが、幸い感染せず、無事本日も診療を完了できました。いやー、留まるところを知らないコロナ感染と同時に増えているインフルエンザ感染。実際に診察した印象では、症状は圧倒的にインフルエンザA型の患者さんの方が息苦しそうで、高熱を出し、重症感がありましたね。コロナ感染の患者さんは軽い咽頭痛や軽度の頭痛が主症状で、重症感はそれほどではない印象でした。基礎疾患があり、今回で2回目のコロナ感染の方がいましたが、その方にはモルヌピラビル(ラゲプリオ)を処方しました。んー、ワクチン接種、かなりの方がまじめに打ってますけど、パンデミックは収まる気配ないですね。ワクチンへの過剰な期待は、どうやら裏切られた感が否めません。各々が、感染対策を充分に行っていくことでしか、この危機を乗り切っていく術は今のところなさそうです、、、、。